RSGT2024での学びと今後の野望
RSGT2024に参加して学んだことと今後の野望を投稿します。
学んだこと
スクラムのメリットは究極これ
- プロダクトのFBサイクルを早く回せること
- チームの振る舞いの改善サイクルを早く回せること
組織の健康状態はOSTで観測できる
- OSTをやっても盛り上がらないなら、それが今の組織の状態
なにかにつけて感想戦をしろ
- その場の空気感や情報の鮮度が高いホットなうちに感じたことを共有し合うことで、お互いの気づきを補完し合う
スクラムが目指しているのは付加価値生産性
- 物的生産性ではない
スクラムで観るべきは、「何ポイント終わったか?」ではなく「何ができたか?」
- スプリントレビューで動くモノをみせることで、「何ができていて、何ができていないか」をはっきりさせる。
ベロシティの変化そのものを検査するな、その変化が意味するチームの状態を検査しろ
- ベロシティの変化(上下)そのものを観て一喜一憂するな。
価値(Outcome)までの距離を小さくしろ
- 自分たちのプロダクトが生み出した価値が測定しにくい原因は、その価値が発現するまでの距離が長いこと
「困っていることはありません」は物事の見方を変えるチャンス
- 自分から観ると困っていることがたくさんありそうなのに、本人に聞くと「困っていることはありません」と返ってくる場合は、自分と相手とで観ている視点が違う可能性が高い。
- 問いかけの工夫(スコープの調整など)を利用して、相手の視点を変えてみることが有効。
今後の野望
チームで今後Tryしたいこと
FBループの意識を強化
- スプリントレビューにおいて、以下を意識して観察、検査する
- 何ができていて、何ができていないか?
- ベロシティの変化が意味するチームの状態は?
- なぜ増え続けているのか?
- なぜ減り続けているのか?
- なぜ安定してきているのか?
- なぜ安定しないのか?
- 何かに付けて感想戦してみる
- 主に打ち合わせ後
問いかけの工夫によって視点を変える手助けをする
- 1on1やふりかえりなどで積極的に問いかけをチャレンジしていく
Tryした結果としてのチームのありたい姿
- 毎スプリント、プロダクトとして「何ができていて、何ができていないか?」がはっきりしている状態
- また、その結果に対して、プロダクト及びチームの改善に向けて対話ができている状態
- チームのベロシティの変化から、その変化が意味するチームの状態に目を向けて、改善に向けた対話ができている状態
- 日々の打ち合わせや1on1などでの対話を通して、新たな気づきを得られている状態